ヤマニの技術

No.10私たちがめざす建築の仕事。

ヤマニ建設の注文住宅ブランド「WISE SCAPE」がめざすのは木造建築の美しさ、強さを最大限引き出すことです。

そこに身を置くだけで、時が止まったかのように感じられる絵画のような空間。機能的でストレスの少ない快適性を追求した空間。自然と人が集い和が生まれる空間。これら、ハイクオリティな空間は、老舗旅館や一流ホテル、ハイエンドなレストランだけのものではありません。そう、住宅の中で表現することも可能である。と、私たちは考えています。

機械化できるところは機械化し、IT化できるところはIT化する。コストダウンが可能な技術は最大限導入する。しかし、それと同時に、木造住宅本来の持つオーラ、空気感を湛えた家づくりを実現する。そして、50年先、100年先も輝き続ける1棟をつくることが私たちの使命。

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住む人を引き立てる服のように、思いのままに料理ができる道具のように、人に鋭気を与えるリゾートのように......その土地の、家族の、木材の、家の力を最大限に引き出す注文住宅に挑戦したい。それがヤマニ建設がめざし、「WISE SCAPE」で取り組んでいる家づくりの姿です。

いかがでしたか。長きにわたって続けてきたコラムも、ここで一度、一区切りとなります。日本の建築業界が歩んできた歴史、機械化・量産化の流れ、現場で起こっている問題などと向き合いながら、私たちヤマニ建設の取り組みについても少しご紹介させていただきました。少しでも何かの参考にしていただけたら幸いです。

  1. No.10
    私たちがめざす建築の仕事。
  2. No.09
    注文住宅に対応できる設計士とは。
  3. No.08
    自社で大工を育てる理由。
  4. No.07
    今、敢えて注文住宅に取り組む意味。
  5. No.06
    いい家を建てたくても建てられない消費者たち。
  6. No.05
    「空き家率の上昇」という工業化の「副作用」。
  7. No.04
    人口爆発、大工の増加と工業化を振り返る。
  8. No.03
    日本が迎えた、建築文化の危機。
  9. No.02
    日本が世界に誇る、建築文化の歴史。
  10. No.01
    【はじめに】建築業界の変化と、未来を読み解くために。